密室を舞台にした芝居ばかり書く「引きこもり作家」又吉が、
毎回様々な「密室」をテーマに思いを巡らせ物語を妄想。次回作の案がここから生まれれば儲けモン。

2008年11月28日

第三訪 『胎内』

今回もメンバーに密室を募集した内の一つです。密室は密室なんだろうけど、「胎内」って。三回目にして変化球かよ。
もっとオーソドックスなのが良かったなぁと思ってたんですが、意外と考えやすかったです。縛られたほうがアイデアがあっちこっち行かなくてすみますしね。

キャストは自然と胎児となりますし、胎児を喋らせるにはどの設定がいいかとか。そうなるとこれしか思いつきませんでした。


【あらすじ】

四つ子。彼らは生後まだ間もない。
それぞれが人の形をまだあまり成していないけれど、以前の、つまり前世の記憶をハッキリと抱いている状態から始まる。

ちなみに一つ前がトンボで人間だったのが二つ前でも、人間の記憶は強く、その頃の記憶がかなり残っている。

胎内か、上での暮らしは良かった、などと言っている。
前世がトンボのやつとかいて、今になればあの行動はどうとか反省するやつもいる。
その時は本能でそのように生きていたが、人としての知恵が現段階では働いているため理性的。

以前の話をする。前世はこうで、こうだったとか。情報の刷り合わせなどが行われる。
次第にそんなのは飽きて、というかしてる場合ではなくなる。前世での未練や、自分の死を思い出す。
前世が物凄く幸せだった男がいるのだが、他の三人から反感を買われ、「生まれた後でお前と兄妹になっても、おれお前とだけは一緒に風呂とか入んないから」「お前一番最後に生まれて、末っ子になれ」とか、まあとにかく嫌われる。

人間に生まれるのが嫌になる者もいる。
来世でもまた一緒に、と恋人と約束して死んでいた男もいるのだがそのことももからかわれたりする。
「壮大なすれ違いがあるかもしれない」「どうする?彼女が今の時代トカゲとかに生まれ変わってたら」など。トンボが昆虫側としてフォローに入ったりする。でもそれも的外れ。

ほぼ幼児かしていく彼ら。
次第に忘れていく。何もかも忘れる。覚えておきたいことも忘れたいことも。
そして「生まれ変わる」瞬間に終劇となる。



こういう淡々と行く系は真正面から演技しないで、五反田団とか多分そういうカンジの芝居色で攻めたほうが良さそうな気がしますね。きっと内容も普遍的なことを書かざるを得ないような気もするし。

にしても胎内。なかなか難しそうですけど、ちょっと書いてみたいです。そして次回はどんなお題が来るんでしょうか。ちょっと心配です。
posted by マタヨシ at 02:14| 探訪 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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